竜巻発生で窓ガラスが割れました。

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地震や津波など、住宅に大きな被害をもたらす災害は数多くありますが、近年発生件数が急増しているものが竜巻です。
日本では台風と混同されることも多い竜巻ですが、発生メカニズムは大きく異なります。竜巻は発達した積乱雲がもたらす上昇気流であり、突発的に発生する局地的な強風です。しかしいかにその発生が局地的で短時間であるとはいえ、竜巻はその威力によって甚大な被害をもたらすことが知られています。
強力な竜巻であれば自動車を軽々と空中に舞い上げることもあり、鉄筋コンクリートで作られた建物ですら倒壊させてしまうほどです。

しかしもっとも注意しなければならないのは、竜巻によって巻き上げられ、高速でその周囲を回転している石や金属などの飛来物でしょう。実際に家を丸ごと持ち上げるほどの力はない竜巻でも、住宅の屋根を吹き飛ばし、家屋を倒壊させることができるのは、この飛来物による被害も大きな原因となっているのです。
竜巻によって高速で飛んでくる石や金属片などが、窓ガラスに衝突、破壊してしまうと、被害は一気に大きくなります。割れた窓から吹き込んだ竜巻の突風は、部屋の中でその出口を探して吹き荒れます。最終的には上昇気流の本来の特性によって上へ移動し、主に屋根などを下から持ち上げようとします。屋根は上からの圧力は逃がすように出来ていますが、下からの圧力は想定されておらず、比較的小さな力でも土台が揺らいでしまう傾向があります。屋根が舞い上げられると、その支えを失った壁などの倒壊も加速していきます。
戸建住宅の地震対策(窓ガラス編) | 「住まいの管理手帳」フォローアップコーナー | 住宅金融普及協会

また、割れたも度ガラスは恐ろしい凶器となって住人に襲いかかります。無数の刃が高速で飛び交う空間にあっては、生身の人間などひとたまりもないのです。

現在は防災対策用の窓ガラスフィルムや、もともと構造的に強度が高い窓ガラスが販売されています。窓ガラスの修理防犯や断熱効果、遮音性能などの副次的要素も充実しているので、導入効果は期待できるでしょう。
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